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松田 年武(まつだ としたけ)
一級技能士、二級建築士、職業訓練指導員
1938年(昭和13年)石川県金沢市生まれ。
金沢市立工業建築科在学中から、父親が創業した松田製作所で木製建具などに取り組み、82年社長。
平成9年〜12年 金沢建具協同組合理事長
平成16年〜 石川県建具協同組合理事長 |
| ◆アコーディオン障子の開発のきっかけは |
住宅の洋風化が進み、障子戸がカーテンにとって代わられています。特に若者には障子戸がなじみの薄いものになりつつあります。
しかし、障子がつくり出す柔らかな光は心に安らぎを与え、和室ばかりでなく、洋室にも違和感なく使えるよう工夫した障子戸です。
従来の障子とは左右に開放するものが多く、すべてを開いて屋外の景色などを楽しむことができませんでした。この欠点を解消して障子戸のよさを訴えて、伝統ある建具を見直してもらう契機になればと考えました。 |
| ◆建具業界の現状は |
住宅の洋風化と同時に、ドアやサッシなどの既製品が急ピッチに進んでいます。城下町として商家や茶屋街などを抱え、親方から弟子へと優れた技術が伝えられていると自負しています。
金沢でも、建具専門店は減少していて、五年後には半減しているのではないかとの声も出始めています。
業界活性化のために、カーテンをアコーディオン障子戸に切り替えさせる意気込みで、売り込みたいと思っています。 |
| ◆商品作りではどんな点に苦労したのか |
金沢建具は桟(さん)が細身なのが特徴です。桟が太くてはみっともないので、細い桟を生かしたデザインが難しかったです。カーテンと同じ感覚で使えるようにする工夫の一つとして、上桟レールに障子戸をつるす方式を考えました。
折り曲げられる複数の障子戸を連結する仕組みになっており、すき間なく一体化することにも知恵を絞りました。
最終的にはマグネットテープの採用で問題が解決し、これまでの障子戸やカーテンより、すき間風を防ぐことができました。 |
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